ショパン:ワルツ全集 / アリス=紗良・オット

このCD、感情表現があっさりと淡白な感じがして、実は最初あまり良い印象を
持っていませんでした。

しかし何度も何度も聴いている内にじわじわとその良さに気付いてきたのです。
第一に、よくよく聴いてみれば自然体で凄くフレッシュな演奏。
第二に、音が美しい。特に高い音の弱音がとても綺麗。
第三に、技巧に走らず丁寧で細やかな演奏が逆に深い感銘を与えている。

そして、このCDの白眉は何と言っても映画「戦場のピアニスト」に使われ
一躍有名になったノクターン 第20番 嬰ハ短調ですね。
その切ない哀しげな旋律は誰しも魅了されますが、アリスの演奏は聴いていて
鳥肌が立つような感動でした。
日本盤のみのボーナス・トラックですが、何とも凄いボーナスだ!!!
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アリス_2
ショパン:ワルツ全集 / アリス=紗良・オット

収 録 曲:ショパン
     01. 第 1番 変ホ長調 作品18 『華麗なる大円舞曲』
     02. 第 2番 変イ長調 作品34の1『華麗なる円舞曲』
     03. 第 3番 イ短調 作品34の2『華麗なる円舞曲』
     04. 第 4番 ヘ長調 作品34の3『華麗なる円舞曲』
     05. 第 5番 変イ長調 作品42
     06. 第 6番 変ニ長調 作品64の1『小犬のワルツ』
     07. 第 7番 嬰ハ短調 作品64の2
     08. 第 8番 変イ長調 作品64の3
     09. 第 9番 変イ長調 作品69の1『告別』
     10. 第10番 ロ短調 作品69の2
     11. 第11番 変ト長調 作品70の1
     12. 第12番 ヘ短調 作品70の2
     13. 第13番 変ニ長調 作品70の3
     14. 第16番 変イ長調 遺作 KK IVA-13
     15. 第17番 変ホ長調 遺作 KK IVB-10
     16. 第18番 変ホ長調 遺作 KK IVA-14
     17. 第15番 ホ長調 遺作 KK IVA-12
     18. 第14番 ホ短調 遺作 KK IVA-15
     19. 第19番 イ短調 遺作 KK IVB-11
     20. ノクターン 第20番 嬰ハ短調 遺作 KK IVA-16
       (日本盤のみのボーナス・トラック)

演  奏:アリス=紗良・オット(ピアノ)
録  音:2009年8月 ベルリン、テルデックス・スタジオにて収録
レーベル:Deutsche Grammophon(ユニバーサル ミュージック)
規格品番:UCCG-1473
発 売 日:2009年10月14日
フォーマット:CD



愛の夢~牛田智大デビュー

牛田智大
愛の夢~牛田智大デビュー

【収録曲】
1. リスト:愛の夢 第3番 変イ長調
2. プーランク:即興曲 第15番 ハ短調≪エディット・ピアフを讃えて≫
3. ショパン:夜想曲 第2番 変ホ長調 作品9の2
4. ショパン:ワルツ 第6番 変ニ長調 作品64の1≪小犬≫
5. ショパン:ワルツ 第10番 ロ短調 作品69の2
6. リスト:コンソレーション(慰め) 第3番 変ニ長調
7. ヒナステラ:アルゼンチン舞曲集 作品2 第1曲:年老いた牛飼いの踊り
8. ヒナステラ:アルゼンチン舞曲集 作品2 第2曲:粋な娘の踊り
9. ヒナステラ:アルゼンチン舞曲集 作品2 第3曲:はぐれものガウチョの踊り
10. シューベルト:即興曲 D899(作品90) 第3番 変ト長調
11. グルック:メロディ(歌劇≪オルフェオとエウリディーチェ≫から)
12. ショパン:ワルツ 第4番 ヘ長調 作品34の3≪華麗なる円舞曲≫
13. 任光/王 建中編曲:彩雲追月
14. シューベルト:即興曲 D935(作品142) 第3番 変ロ長調
15. ベートーヴェン:バガテル イ短調 WoO59≪エリーゼのために≫

演奏:牛田智大(Ushida Tomoharu)
録音:2012年1月17日-20日 東京、HAKUJU HALLにて収録
レーベル:UCJ Japan
規格品番:UCCY-1023
発売日:2012年03月14日
フォーマット:CD

牛田智大さんのCDデビューアルバムです。何と12歳9ヶ月で録音されています。
日本のクラシック界では史上最年少となるCDデビューだそうです。

きっと素晴らしい指導者に出会えたのでしょうね。
技巧をひけらかすだけの天才少年少女はこれまでにもいましたが、牛田智大さんの演奏は違う。
今、紡いでいる音楽が心から好きで好きでたまらない。と言う、そんな曲に対する優しさと愛がつまっている。
中でも私は『メロディ』、『彩雲追月』、『エリーゼのために』で完全に参ってしまった。
優しい音色、テンポの変化、絶妙な間が人の心を離さない。心のつぼに完全に嵌ってしまった。


【CD Journal 試聴記コメントより】
話題沸騰のデビュー・アルバム。12歳の牛田智大のピアノに、完成度とか成熟などといった言葉は意味がない。彼のテクニックはすでに第一級。だからこそ表現できる少年の感性を聴きたいのだ。素敵なボーイ・ソプラノのようにピュアな音色。クリスタルのように輝く音楽があふれ出す。
音楽の神様に感謝。

【CD Journal ガイドコメントより】
1999年生まれのピアニスト、牛田智大の日本人ピアニストとしては史上最年少となる12歳でのデビュー・アルバム。数々のコンクールで優勝を果たし、“神童”と称される彼の繊細なピアニズムが詰まっている。

ショパンのピアノ協奏曲第1番・第2番

仲道郁代

ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11
     ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 作品21

演奏:仲道郁代(ピアノは1841年製パリ・プレイエル社製)
   クラシカル・プレイヤーズ東京(オリジナル楽器使用)
指揮:有田正広
録音:2010年8月2-6日 東京芸術劇場大ホールにて収録
レーベル:DENON(Columbia)
規格品番:COGQ-49
発売日:2010年12月22日
フォーマット:SACDハイブリッド

今日はピアニスト仲道郁代さんが演奏するショパンのピアノ協奏曲です。

録音に使用したピアノはショパン愛用の楽器と全く同じモデルの1841年製の"プレイエル"
と言う楽器です。

製造番号からショパンの使用したピアノとほぼ同じ時期に製造された楽器であることが
分かっている。また、伴奏の管弦楽器についてもショパンの時代の楽器編成と楽器を
用いた世界初の試みであるとCD Bookには記されています。

プレイエルを使った演奏を聴いているとモダンピアノがモンスターのような感じに聴こえて
きます。もちろんフルオーケストラとモダンピアノとの協演も良いのだが。

今回の収録はショパンの時代の、つまりプレイエルが活躍していた時代の楽器編成で演奏して
いる。小編成であるが故に個々の楽器がはっきりと聴き取れる楽しさ、加えてトゥッティでは
十分に迫力ある力強い響きをしていた。ピアニッシモが静寂な分、音圧レンジとしては十分に
広い。反対にフルオーケストラのような音圧威嚇がなく、気持ち良く聴くことができた。

第1番、第2番ともに緩徐楽章の仲道郁代の調べにはうっとりしてしまう。
傍に寄り添って慰められている気持ちになる。

少々長いですが、資料を添付しておきます。

【日本コロムビアインフォメーションより】
ショパンイヤーの最後を飾る、歴史に残る偉業!
生誕200年のショパンイヤーの最後を飾る、世界に誇るべきレコーディングがこの夏おこなわれました。ショパンが最も愛した楽器、プレイエルを使った、時代楽器によるショパンの協奏曲全2曲です。「もしショパンがいなかったら、私はピアニストにはならなかった…」と語る、日本を代表するピアニストの一人、仲道郁代にとって、NHKが2007年に放送した番組「ピアノの詩人 ショパンのミステリー」への出演は、自身の大きな転機となりました。番組で、仲道の大きな興味をひいたのが、ショパンが愛用していた「プレイエル社製のピアノ」。現代のピアノとは大きく異なる特性のその楽器を実際に弾いてみることで、それまでなかなか解決できないできたショパン独特のピアノの用法について、目から鱗が落ちる思いであったといいます。それ以後、彼女は様々な時代の歴史的楽器を実際に弾いて、その楽譜の意味するところを直接に感じ取り、現代楽器での演奏に活かすようなります。そして、歴史的ピアノの演奏を実際のコンサートで披露するようになります。

一方の有田は、ルネサンスから現代までの様々なフルートのコレクションで有名ですが、実はたくさんの鍵盤楽器も所有しています。彼の持つ1841年製のプレイエルは、ショパンの愛用していた楽器と全く同じモデルであり、しかも何本かの低音弦が切れていた以外はハンマーも含めて当時のオリジナルのまま保存されていた奇跡的な楽器です。有田は、その前身である東京バッハ・モーツァルト・オーケストラを発展的に解消してクラシカル・プレイヤーズ東京を新たに主宰、レパートリーをロマン派へと拡げる野心的な試みをスタートしていました。有田正広と仲道郁代の出会いは、もはや必然であったといってもよいものだったのです。

【CD Book解説より抜粋】クラシカル・プレイヤーズ東京について。
有田正広音楽監督・指揮のもと、日本最初の本格的な古楽器オーケストラ「東京バッハ・モーツアルト・オーケストラ」は1989年4月に結成され2009年3月公演もって20年の歴史の幕を閉じました。その後「東京バッハ・モーツァルト・オーケストラ」のメンバーを中心に2009年6月に「クラシカル・プレイヤーズ東京」と改称しバロック、古典派にロマン派のレパートリーを加え、活動を開始。第1回目の公演はメンデルスゾーンの生誕200年記念としてヴァイオリン協奏曲(堀米ゆず子)とべートーヴェンの「英雄」交響曲を有田正広氏の最新の研究成果を基にピリオド楽器で演奏され大きな話題となりました。続く2010年は仲道郁代を迎えショパンのピアノ協奏曲2曲を1841年製作のプレイエルにより日本初演(オリジナル楽器)、同時にレコーディングも行いました(発売中)。「クラシカル・プレイヤーズ東京」の活動は歴史的資料に基づいた解釈とその演奏という、日本のクラシック音楽界に新しい一条の光を当て、日本の管弦楽演奏史のエポックメイキングとなっています。
プロフィール

akifuyu102

Author:akifuyu102
大阪府吹田市
クラシック音楽、好きやねん

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