ブラームス:交響曲 第4番 / ロジャー・ノリントン

今日のCDはNHK Eテレの「クラシック音楽館」でもお馴染みのロジャー・ノリントンさん。
大きく膨らんだメタボなお腹のせいか、ノリントンさんの指揮姿は実に穏やかで淡白な動きだ。
でも出てくる音楽はそれとは対照的に新鮮で情熱的だ。

爽やかで細部にまで暖かな光が差し込むような清々しい響きのブラームスです。
ブラームスは分厚く、重々しい音楽でなければ、と言うイメージが払拭されました。
厚みに隠れていたメッセージが、明快で機動性に飛んだ演奏から浮かび上がって来るのです。

中々、クリアな録音。重なりが明瞭なため、迫力に何の不足もない。

------------------------------------【ディスクデータ】------------------------------------------

ロジャー・ノリントン
ナクソス・ミュージック・ライブラリー

収 録 曲:ブラームス
    CD1:交響曲 第1番 ハ短調 Op.68
    CD2:交響曲 第2番 ニ長調 Op.73
    CD3:交響曲 第3番 ヘ長調 Op.90
     〃:交響曲 第4番 ホ短調 Op.98

演  奏:シュトゥットガルト放送交響楽団
指  揮:サー・ロジャー・ノリントン
録  音:2005年7月4-6日 シュトゥットガルト・リーダーハレ・ベートーヴェンザールにて
レーベル:Haenssler Classic(キングインターナショナル)
規格品番:KKC5129
発 売 日:2011年6月2日
フォーマット:SACDハイブリッド(3枚組)



ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 / イザベル・ファウスト(Vn)

今日はブラームスが書き残した唯一のヴァイオリン協奏曲を
イザベル・ファウストのヴァイオリンで聴いてみました。
最近はファウストの演奏を好んで聴いています。

演奏に集中するためだと思うのですが、あのボーイッシュなヘアースタイル、
なかなかお似合いだと思います。過度に感情を露わにしない表情も好きですね。
演奏も的確にコントロールされていて、まるで舞台の全体像が俯瞰的に
見えているが如くです。ファウストの知的さを物語っているように思います。

強烈な個性を際立たせる奏者も少なくないのですが、ファウストの演奏には
そのようなアクが全くないですね。正統的でオーソドックスな純白のアプローチ。

指揮は1975年イギリス オックスフォード生まれのダニエル・ハーディング
10代でサイモン・ラトルのアシスタントを務め、バーミンガム市交響楽団で指揮デビュー。
マーラー・チェンバー・オーケストラの音楽監督を2003年から務めています。

このディスクは2011年にフランスの権威ある賞「ディアパゾン・ドール」を受賞しています。
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イザベル・ファウスト_3
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77 / イザベル・ファウスト(Vn)


収 録 曲:ブラームス
     1. ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
     2. 弦楽六重奏曲 第2番 ト長調 Op.36

演  奏:1. イザベル・ファウスト(Vn)、マーラー・チェンバー・オーケストラ
指  揮:1. ダニエル・ハーディング

演  奏:2. イザベル・ファウスト(Vn)、ユリア=マリア・クレッツ(Vn)
       シュテファン・フェーラント(Va)、ポーリーヌ・ザクセ(Va)、
       クリストフ・リヒター(Vc)、クセニア・ヤンコヴィチ(Vc)

録  音:1. 2010年2月 ソシエダ・フィラルモニカ(ビルバオ)にて収録
     2. 2010年9月 テルデックス・スタジオ(ベルリン)にて収録

レーベル:Harmonia Mundi(King International)
規格品番:KKC5141
発 売 日:2011年8月3日
フォーマット:CD



ブラームス:交響曲第3番/金聖響&オーケストラ・アンサンブル金沢

金聖響とオーケストラ・アンサンブル金沢によるブラームスの交響曲第3番を聴いてみました。

小編成オーケストラの強みを活かした緊密で透明感溢れる演奏をしています。
いくつもの楽器が複雑に掛け合い絡み合って行く様が小編成ゆえ鮮明で面白い。

有名な第3楽章の旋律はやや早めで過度に感情的にならず、さりげなく美しく響かせています。

最終楽章は躍動感に溢れ、小編成オケでやっていることを忘れてしまう。

重厚で粘りのある響きのブラームスがお望みの方には向かないかも。
これはスマートでとても清潔感のある演奏だ。
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ブラームス3番
ブラームス:交響曲第3番、金聖響/オーケストラ・アンサンブル金沢

収録曲:ブラームス
(1.) 交響曲 第3番 ヘ長調 作品90
(2.) 大学祝典序曲 作品80

演奏:オーケストラ・アンサンブル金沢
指揮:金聖響
録音:石川県立音楽堂コンサート・ホール
  (1.) 11月30日のライヴ収録に加え、前日の録音セッションを兼ねたリハーサルからも収録。
  (2.) 4月21日 ライヴ収録
レーベル:Avex Classics
規格品番:AVCL-25363
発売日:2008年9月24日
フォーマット:CD

【CD Journal ミニ・レビューより転記】
ブラームスは重々しい音楽でも、分厚い響きでもない。小編成だからこそ可能となる、歯切れの良さと推進力を生み出す速度感を最大限に活かした新しいブラームス像を提案しようとしている。それが金聖響&OEKの意図だろう。録音にはもう少し冴えが欲しい。

【CD Journal ガイドコメントより転記】
金、OEKのブラームス交響曲全集の3枚目。1フレーズずつ考え抜かれたフレージングとアーティキュレーションを施し、小編成のオーケストラの特質を活かした純度の高い響きを作り出している。


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ブラームス:交響曲第1番/金聖響&オーケストラ・アンサンブル金沢

この交響曲第1番はブラームスがベートーヴェンを越えようとして21年間必死にもがき苦しみ熟慮に熟慮を重ね技巧の限りを尽くした作品と言われている。
作品の完成までの苦労を知らずとも美しい旋律とオーケストラの響きにはいつも感動する。

金聖響/OEKの本曲に対する演奏は真摯な姿勢が貫かれとても好感が待てました。また、小編成オーケストラの緊密なアンサンブルと透明感はむしろこのオケの強みと言えるでしょう。第4楽章のクライマックスのコーダは凄い推進力。終わるやいなや思わず「ブラボー」と発してしまうほど、久々の興奮でした。

このCDは2008年12月03日にベートーヴェンの交響曲第7番との2枚組で再発売されています。
そちらの方がHQCDとしての再発売で音質が良くなっていると思われます。
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ブラームス第1番
ブラームス:交響曲第1番、金聖響/オーケストラ・アンサンブル金沢

収録曲:ブラームス 交響曲 第1番 ハ短調 作品68
演奏:オーケストラ・アンサンブル金沢
指揮:金聖響
録音:2007年4月19-21日、石川県立音楽堂コンサート・ホールにて収録
レーベル:Avex Classics
規格品番:AVCL-25180(AVCL-25383/4)
発売日:2007年11月21日(2008年12月03日)
フォーマット:CD(HQCD)

【CD Journal ミニ・レビューより転記】
小編成オケ、古楽奏法によるブラームス。響きの量感が作る時間のたゆたいや情感の広がりの替わりに、リズムや音の動きの形の変化、厚みに埋もれていた響きの表情や楽器間の関係が明快に浮かび上がる。この曲にこんなにも“音”が! 斬新なアプローチである。

【CD Journal ガイドコメントより転記】
金聖響、OEKのエイベックスからの3枚目で、交響曲ではベートーヴェンに続くもの。古楽奏法を取り入れつつも、ロマンティシズムとの整合性を図っている。金ならではの躍動感に富んだブラームスだ。


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ブラームス : ドイツ・レクイエム

ブラームスの合唱と管弦楽のための大傑作といわれる「ドイツ・レクイエム」
死の悲劇に直面した人間の心情を、ドイツ語の歌詞を用いてロマン主義的に描いた
傑作として知られています。いわゆる教会の典礼用の音楽としてではなく、完全に
演奏会用の音楽として構築され、ブラームスが敬愛する作曲家シューマンの追悼の
ために書かれたといわれています。

演奏はパーヴォ・ヤルヴィの指揮でフランクフルト放送交響楽団にスウェーデン放送合唱団、
ソリストにナタリー・デセイ(ソプラノ)とリュドヴィク・テジエ(バリトン)を迎えた豪華な
顔ぶれ。

フランクフルト放送交響楽団の創設80周年記念コンサートでのライブ録音で、当地の各紙で
絶賛されたとのこと。

オケもコーラスも音質が非常にクリアで透明感に満ち溢れています。
特に第3楽章におけるバリトンのリュドヴィク・デジエの歌唱は凄く良い。
演奏時間は全曲で72分と長いのですが、その労をねぎらうに余りある演奏。

パーヴォ・ヤルヴィの演奏は何を聴いても明瞭で透明度が抜群の潔い演奏だ。
聴衆の「泣きどころ」を良く心得ている演奏と言えるのかも知れない。
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ドイツ・レクイエム
ブラームス : ドイツ・レクイエム 作品45/パーヴォ・ヤルヴィ&フランクフルト交響楽団

【収録曲】
1. 第1楽章:悲しんでいる人たちは幸いである(かなり緩やかに、表情をもって)
2. 第2楽章:人はみな草のごとく(緩やかに、行進曲風に)
3. 第3楽章:主よ、わが終わりと(アンダンテ・モデラート)
4. 第4楽章:万軍の主よ、あなたのすまいはいかに(適度の感動をもって)
5. 第5楽章:このように、あなたがたにも今は不安がある(緩やかに)
6. 第6楽章:この地上には、永遠の都はない(アンダンテ)
7. 第7楽章:今から後、主にあって死ぬ死人は幸いである(荘重に)

演奏:フランクフルト交響楽団、スウェーデン放送合唱団
   ナタリー・デセイ(ソプラノ)
   リュドヴィク・テジエ(バリトン)
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
録音:2009年10月 ライヴ収録
レーベル:Emi Virgin
規格品番:TOCE-90187
発売日:2011年04月13日
フォーマット:HQCD

【CD Journal ミニ・レビューより転記】
アーノンクール、ラトルと個性的な新録音が続いた“ブラレク”に、パーヴォ・ヤルヴィがさらなるアプローチで挑んだ意欲的&魅力的なディスクの登場。前作マーラー「復活」における成功の余韻を引くようなオケとデセイに、切れのよい合唱とバリトンのテジエが加わり、ブラームスらしい深みと色彩感が現出。

【CD Journal ガイドコメントより転記】
ヤルヴィの珍しい宗教曲の大作。主席指揮者を務めるフランクフルト放送so.に、歌姫ナタリー・デセイらを迎えた布陣による演奏は豪華絢爛。ブラームスの“生者のためのレクイエム”を見事に表現し、ヤルヴィの新たな魅力をみせつけた注目の一枚だ。


まいどおおきに
ほなさいなら(^^)
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ブラームス ヴァイオリン協奏曲 ニ長調

日本フィルのソロ・コンサートマスターを務める木野雅之さんの
メンデルスゾーンとブラームスのヴァイオリン協奏曲集です。

木野さんの確かなテクニックと的確な表現力によって、聴き慣れたはずのこの2曲が
実に新鮮に聴こえて来るのです。あらためて良い曲だなぁと、しみじみ思いました。

名器ロレンツォ・ストリオーニのヴァイオリンで奏でるその音色は甘く艶やか。何とも美しい。

山田和樹さんと横浜シンフォニエッタの躍動感あふれるサポートぶりにも好感が持てる。
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木野さんのブラームス
木野雅之の待望の協奏曲アルバム

【収録曲】
1. メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
2. ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77

演奏:木野雅之(ヴァイオリン)
   横浜シンフォニエッタ
指揮:山田 和樹
録音:2009年10月27-29日 横浜 青葉台、フィリアホールにて収録
レーベル:Octavia Exton
規格品番:EXCL-00035
発売日:2010年02月17日
フォーマット:CD

【CD Journal ミニ・レビューより転記】
日本フィルのコンサート・マスター、木野雅之が二大ヴァイオリン協奏曲を録音。木野は、ヴィブラートのよく利いた艶のある音色を奏で、作品のロマンティックな魅力を引き出す。ブザンソン・コンクール優勝者・山田和樹の指揮にはしばしば感心させられる。

【CD Journal ガイドコメントより転記】
木野雅之の17年ぶりとなる待望の協奏曲集。それもメンデルスゾーンとブラームスという、超有名で重量級の2曲を収録している。山田和樹と横浜シンフォニエッタのサポートを得て、渾身の演奏を聴かせている。

【CDジャケット帯解説より転記】
メンデルスゾーンとブラームスという二つの名曲に真正面から取り組んだ木野の最新盤。話題の新進指揮者の山田和樹と横浜シンフォニエッタが、精度の高い安定したサポートで、実に十数年ぶりとなるオーケストラとの共演アルバムを究極の仕上げに引き上げています。木野のふくよかで、マッスルな音像が名曲といわれる二つの協奏曲を骨太に歌い上げた聴きごたえのある一枚です。

ブラームスの弦楽六重奏曲第1番より第2楽章

田部京子
ブラームス:後期ピアノ作品集
・6つのピアノ小品 Op.118
・3つの間奏曲 Op.117
・4つのピアノ小品 Op.119
・主題と変奏 Op.18(原曲:弦楽六重奏曲第1番より第2楽章)

演奏:田部京子(ピアノ)
録音:2011年8月22日-25日上野学園石橋メモリアルホールにて収録
レーベル:DENON(Columbia)
規格品番:COGQ-58
発売日:2011年12月21日
フォーマット:SACD Hybrid

田部京子さんのCDは2度目のご紹介です。

前回はピアノ協奏曲でしたが今回はピアノソロです。

過度な誇張はせず、技巧をひけらかすこともない。しかしそこには
品位と格調を持った田部さんの内面的な気品のようなものを感じました。

特に「主題と変奏」(原曲:弦楽六重奏曲第1番より第2楽章)の演奏は
胸に迫ってくるものがあります。
一音一音を実に大切に弾いている気持ちが伝わり、それが心の深部に
入り込んできて郷愁を誘うのです。


【CD Journal 試聴記コメントより転記】
田部京子の演奏でいちばん聴きたかったプログラム。グールドともアファナシェフとも違う彼女ならではの瑞々しさ。響きはあくまで透明で、タッチの一つひとつから滴り落ちる艶ややかさが聴き手の感覚を刺激する。ブラームス晩年の作品とはいえ、諦観や枯淡とは無縁。ロマンの香りに酔える。

【CD Journal ガイドコメントより転記】
田部京子にとって初となるブラームス・アルバム。「3つの間奏曲」「4つのピアノ小品」といった渋く美しい後期作品を取り上げている。内省的でありながらロマンティックな作品の本質を見事に捉えた一枚。

【日本コロムビア 提供資料より転記】
ブラームスのなかでも後期作品は、音数が極端に少なくなり、ひとつひとつの音符の読み解き・表現を極限まで研き澄ませることが要求される難曲ですが、まさにこの点こそが田部の最大の美質であり、それを生かした素晴らしい演奏が繰り広げられています。その特徴は、これらの作品が持つ寂寥感や内省感を十二分に表現しつつ、そこに溺れるようなことのない表現で、純音楽的な美しさをも湛えた実に見事なものです。
また、アルバムの最後に置かれた「主題と変奏」は、名高いメロディーで知られる弦楽六重奏曲第1番第2楽章をブラームス自身がピアノ曲に編曲したもの。録音の少ないこの佳品の決定盤となることは間違いありません。
田部は、日本音楽コンクールで最年少一位となった際もブラームスを弾いたように、従来よりブラームスを得意としてきましたが、これまでまとまった形での演奏や録音には恵まれてきませんでした。まさにファン待望のアルバムであり、田部の新たなスタートとして大きな注目をあつめることでしょう。
プロフィール

akifuyu102

Author:akifuyu102
大阪府吹田市
クラシック音楽、好きやねん

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