シューベルト:交響曲第3番 / リッカルド・ムーティ

一月前に「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」で聴いたムーティとウィーン・フィルの
第9番『ザ・グレイト』の素晴らしい演奏に惚れ込んで、シューベルトの交響曲全集を購入。
今日はその中から第3番を聴いてみました。

曲が始まって早々、オペラの序曲が始まったかのような、ちょっとワクワクな雰囲気がしました。
初めて3番を聴く私が安心感のようなものを抱いたのはモーツァルトやハイドンを感じさせるよう
な響き方がそうさせたのかも知れません。

それにしてもシューベルトはこの3番を18歳で、しかも僅か1か月足らずで作曲しています。
この頃には「野ばら」や「魔王」なども相次いで作曲していたようで、既にその才能を開花させて
いたことが伺えます。

ウィーン・フィルのふくよかで颯爽とした響きが耳にも頭にも心地良いですね。
木管群の響きが実に美しく、チャーミングです。
聴き惚れているとあっという間に終わってしまった。

この全集は87年~93年に録音されたものですが明確な音像で中々聴きやすいです。

------------------------------------【ディスクデータ】------------------------------------------

シューベルト交響曲第3番

曲  名:シューベルト 交響曲 第3番 ニ長調 D.200

演  奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指  揮:リッカルド・ムーティ
録  音:1988年12月 ムジークフェラインザール
レーベル:Brilliant Classics
規格品番:BRL92778 (輸入盤 4枚組)
発売年月:2005年12月10日
記録形式:CD



【シューベルト:交響曲全集 収録曲】

 ・交響曲 第1番  ニ長調 D.82
 ・交響曲 第2番 変ロ長調 D.125
 ・交響曲 第3番  ニ長調 D.200
 ・交響曲 第4番  ハ短調 D.417『悲劇的』
 ・交響曲 第5番 変ロ長調 D.485
 ・交響曲 第6番  ハ長調 D.589
 ・交響曲 第8番  ロ短調 D.759『未完成』
 ・交響曲 第9番  ハ長調 D.944『グレイト』
 ・劇音楽『魔法の竪琴』序曲 D.644
 ・劇音楽『ロザムンデ』~ バレエ音楽第1番
 ・劇音楽『ロザムンデ』~ バレエ音楽第2番



シューベルト:交響曲 第9番『ザ・グレイト』/ リッカルド・ムーティ

演奏時間61分27秒。長い演奏です。まさに『ザ・グレイト』です。
それでも更に繰り返して聴いてみたい欲求に駆られる。名演でした。
ムーティとウィーン・フィルの演奏の素晴らしさが身に沁みました。

29年前の録音。洗練された高音質な響き。分解能の高さ。
私の中からハイレゾの文字が消えました。
現行CD規格で十二分に楽しめることを再確認した夜でした。

------------------------------------【ディスクデータ】------------------------------------------

リッカルド・ムーティ
ナクソス・ミュージック・ライブラリー

曲  名:シューベルト
     1. 交響曲 第9番 ハ長調 D.944『ザ・グレイト』
     2. 劇音楽「魔法の竪琴」D.644 - 序曲

演  奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指  揮:リッカルド・ムーティ
録  音:1986年2月
レーベル:EMI Seraphim
規格品番:CDR73701
発売年月:2000年1月25日
記録形式:CD



シューベルト:交響曲 第8番『ザ・グレイト』

シューベルトの交響曲第8番『ザ・グレイト』をオランダのアーネム・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で聴いています。アクセントがはっきりとしていて音の切れが良いです。伝統の殻を破ったような息吹を感じます。細部のニュアンスも明瞭でハーモニーにも重厚感があり、非常に清々しいサウンド。

オーケストラの意気込みも十分、積極的に真正面からの堂々たる演奏。地方のオーケストラと甘く見ちゃあいけない。なかなか立派なものだ。このオケによる他の演奏も聴きたくなって来た。

アーネム・フィルハーモニー管弦楽団を今回初めて知ったのですが、オランダ東部地区の町
アーネムを拠点とし、オランダでの活動を中心に100年以上の歴史を持つ伝統あるオーケストラ
であることがわかった。マルティン・ジークハルトが2003年から首席指揮者兼芸術監督となった。
また、2006年からは小林研一郎氏も常任指揮者に就任している。

エクストンの高音質録音はいつも通り洗練された響きだ。

------------------------------------【ディスクデータ】----------------------------------------

シューベルトのザ・グレート
 シューベルト:交響曲第7番「未完成」& 第8番「ザ・グレイト」

 収 録 曲:
     1. 交響曲第7番ロ短調 D.759『未完成』
     2. 交響曲第8番ハ長調 D.944『ザ・グレイト』

 演  奏:アーネム・フィルハーモニー管弦楽団
 指  揮:マルティン・ジークハルト
 録  音:2003年9月 アーネム、ムシス・サクルム、コンサート・ホールにて収録
 レーベル:Exton(オクタヴィア・レコード)
 規格品番:OVCL00151
 発 売 日:2003年12月10日
 フォーマット:SACDハイブリッド

シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ / リズ・ベルトー(Vla)

アルペジョーネはチェロをひと回り小さくした大きさの6弦の弦楽器で、
弓を使って演奏しますがチェロと違いギターのようにフレットが付いていました。

シューベルトはアルペジョーネのために1824年にこの曲を作曲しましたが、この曲がシューベルト
の死後40年以上経ってから出版された頃(1871年)には、既にアルペジョーネは愛好家もなく、
普及せずに忘れ去られた楽器になっていました。

現在では楽器が復元されて演奏できる奏者もいるようですが、ヴィオラやチェロで演奏される
ことが主流になっています。弦が4本のチェロやヴィオラでは弦が2本足りないので、演奏は
難しいようです。

今日はフランスの若手実力派の二人の演奏で聴いてみました。

ビオラのリズ・ベルトー、冒頭から心に沁みる旋律を柔らかな音色で奏でています。
ぐいぐい惹き込まれてしまいます。感傷に流されず、淡々と演奏しているようでいて、
繊細で研ぎ澄まされた音色には、返って切なさが胸に迫ってきます。

ピアノのアダム・ラルーム、極めて美しい音粒は優しさに溢れています。
ビオラの音色を優しく包み込む深くて上品な包容力が凄い。
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ビオラのリズ・ベルトー
Schumann / Schubert / Brahms

収 録 曲:
     1. シューマン:おとぎの絵本 op.113
     2. シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D.821
     3. ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第2番変ホ長調 op.120-2

演  奏:リズ・ベルトー(ヴィオラ)、アダム・ラルーム(ピアノ)
録  音:2013年7月、スランス、サン=ピエール教会にて収録
レーベル:Aparte
規格品番:AP069
発 売 日:2014年2月6日
フォーマット:CD(輸入盤)

シューベルト:交響曲第8番「未完成」ブリュッヘン&18世紀オーケストラ

今日はブリュッヘン指揮/18世紀オーケストラの演奏で
シューベルトの交響曲 第8番「未完成」を聴いてみました。

「未完成」は「運命」と並んで日本の少年少女のクラシック入門コース筆頭に
挙げられる曲ですね。
私もクラシックに夢中になり出した中学生の頃に良く聴いていました。
今日は本当に久しぶり、といったところです。

ブリュッヘン/18世紀オーケストラの演奏はいつもながら気迫のこもった
躍動感のある演奏で一音一音集中している感じが伝わってきます。

特に印象的だったのはトゥッティでのきびきびとした、インパクトのある鋭い表現が
劇的な緊張感をもたらしていたと言うことです。

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ブリュッヘン未完成
シューベルト:交響曲 第8番&第6番
ブリュッヘン/18世紀オーケストラ


収録曲:シューベルト
1. 交響曲 第8番 ロ短調 D.759「未完成」
2. 交響曲 第6番 ハ長調 D.589

演奏:18世紀オーケストラ
指揮:フランス・ブリュッヘン
録音:1993年11月25-26日 オランダにてライヴ収録
レーベル:Philips(Deccaより再発売)
規格品番:PHCP-5290(再発売品番:UCCD-4302)
発売日:1995年1月25日(再発売日:2009年8月19日)
フォーマット:CD

【CD Journal ミニ・レビューより転記】
前回の第9番に続く第2弾も、上々の仕上がり。聴き古された感の拭えない「未完成」が、まったく違う曲のようになって蘇った。各楽器の音色の溶け合い方、歌い方などが新鮮で、ただ目を見張るばかり。生き生きとしたシューベルトが楽しく美しい。


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シューベルト:死と乙女 (マーラー編曲:弦楽合奏版)

NHK Eテレの3月16日放送「クラシック音楽館」での水戸室内管弦楽団 第89回定期演奏会の演奏を鑑賞してこのオケのファンになりました。奏者一人一人が本当に一生懸命に良い音楽をやろうという姿勢が漲っており、素晴らしい演奏会でした。

「死と乙女」は弦楽合奏版になると原曲の弦楽四重奏で感じる緊迫感や悲壮感はやや控え目になる。しかし、それ以上に弦楽四重奏では得られない、柔らかくてなんとも気持ちの良い響きになり体中が包み込まれ夢心地です。(第2楽章)

マーラーの交響曲第5番 第4楽章のアダージェット、水戸室内管弦楽団の演奏はとてもロマンティックで美しい。あのテレビで観た奏者一人一人が真剣に音楽に取り組む顔が目に浮かぶようです。
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水戸室内管弦楽団
シューベルト:「死と乙女」 / マーラー:交響曲第5番 第4楽章アダージェット

【収録曲】
01. シューベルト:死と乙女 (マーラー編曲:弦楽合奏版)
02. マーラー:交響曲第5番より第4楽章アダージェット ※1

演奏:水戸室内管弦楽団、(吉野直子:ハープ ※1)  
指揮:なし
録音:1993年年11月29日~12月1日 水戸芸術館コンサートホールにて収録
レーベル:ソニーミュージック
規格品番:SRCR-9502
発売日:1994年04月21日
フォーマット:CD

【CD Journal ミニ・レビューより転記】
サイトウ・キネンo.付属弦楽合奏団のような水戸室内o.のデビュー・アルバム。指揮者はなし。曲はシューベルト(マーラー編)の「死と乙女」他。話題に事欠かないCDの登場である。シューベルトの第2楽章にこの団体の良さが集約されている。超一級品!!



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シューベルト:弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」

本日のNHK-FM番組の中でとても素晴らしい演奏がありました。

番組名:クラシックカフェ
放送日:2014年2月27日(木)午前7時25分~9時20分(再放送分)
曲名:シューベルトの弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」
演奏:アルバン・ベルク四重奏団

第2楽章の第1バイオリンが奏でるメロディの美しさは至高の極みです。
それを支える3人の奏者とのアンサンブルも実に美しい。素晴らしいです。
緊張感みなぎる完璧なアンサンブルですね。
留守録していた甲斐がありました。
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アルバン・ベルク四重奏団
シューベルト:弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」、第13番「ロザムンデ」

放送で使われていたCDは「EMI CC30-9079」で、廃盤になっています。
このCDは5度ほど再発売されており、下記が最新版。

【収録曲】
シューベルト
1. 弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調 D.810「死と乙女」
2. 弦楽四重奏曲 第13番 イ短調 D.804「ロザムンデ」

演奏:アルバン・ベルク四重奏団
録音:1984年
レーベル:Warner Masters
規格品番:7358702(輸入盤)
発売日:2013年02月18日
フォーマット:CD

【CD Journal ガイドコメントより転記】(旧盤発売時の情報)
「死と乙女」は、後のライヴ録音のものもあるが、こちらは最初の録音。正確で緻密なアンサンブル、深くて鋭い楽譜の読み、その上で4人が一体となって高揚してゆく様は、他の追随を許さない高みに達している。

【タワーレコード 提供資料より転記】(旧盤発売時の情報)
シューベルトの弦楽四重奏の演奏史に新たな一面を切り開いた、記念碑的な名演です。従来のような第1ヴァイオリン主導型ではなく、四重奏の各楽器が対等に主張しあい、せめぎ合うさまはまさに圧巻。精密きわまりない合奏力、表現主義的とも言える生々しい解釈がこの2つの名曲に秘められた深淵を明らかにしています。 レコード芸術特選盤


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