ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」

ベートーヴェンの作品の中でも傑作中の傑作だけにこの曲の名盤は数知れず。
このCDがベストだ、なんて言うのは恐れ多い。が、しかし、第2楽章の葬送行進曲の
美しさにおいては群を抜いているのではないだろうか。
葬送行進曲に添える言葉としては相応しくないが、聴き終えるとなんとも「爽やか」なのです。
もちろん他の楽章もこれまで世に出た名盤に引けを取るものではないと思います。

強奏部分でも全く混濁がなく、透明度も高く、ハーモニーも美しい。
シャルル・デュトワの時代からモントリオール響の音色の美しさには一目置いていましたが
ケント・ナガノによってそれが更に磨かれたようです。

生で聴いたことがないので、これは録音技師が優秀なせいかも知れませんが、
このオケは音色もさることながら弦楽器と管楽器のバランスが絶妙で、とても
気持ち良く鑑賞できるのです。

バレエ音楽「プロメテウスの創造物」は序曲以外はあまり演奏されることがないようですが
交響曲第3番ではこの作品の中にあるプロメテウスの素材を活用しており2つの作品を通して
聴くと面白味が増してくる。

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ケント・ナガノ
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」&「プロメテウスの創造物」より

【収録曲】
ベートーヴェン:
1.バレエ音楽「プロメテウスの創造物」作品43より
   ・序曲、 ・イントロダクション、 ・第5曲、 ・第8曲、 ・第14曲
2.交響曲 第3番 変ホ長調 作品55 「英雄」

演奏:モントリオール交響楽団
指揮:ケント・ナガノ
録音:2010年 モントリオール,サル・ウィルフリード・ペルティエにて収録
レーベル:Sony Classical
規格品番:SICC-1453
発売日:2011年6月22日
フォーマット:CD
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こんにちは

これは興味深いですね!爽やかなベートーヴェンいいじゃないですか。こうあらねばみたいのはあまり好きじゃないので。フランスやイタリアの楽団のベートーヴェンなんかも、もっと録音してほしいものです。

Re: こんにちは

sankichi1689さん、こんにちは。(^^)

このCD、amazonやHMVでのカスタマーレビュー数が少ないのが不思議なくらいです。
sankichi1689さんの仰るように「こうあらねばみたいのはあまり好きじゃないので。」に
私も大大大賛成です。(^^) 楽しく聴けてそれで感動したり慰められたり、自分にとって
プラスになれば言う事なしです。コメントありがとうございました。

第二楽章が美しいのは良いですねえ。
つい第一楽章や終楽章に注目…いや注耳してしまうのですが、聴き終えると、やはり第二楽章が聴きごたえあると全体にバランスが良く、感銘が違うような気がします。

Re: 暗ヲさん、こんばんは。

暗ヲさん、こんばんは。コメントありがとうございます。

第二楽章はモントリオール響の弦楽の美しさが存分に味わえます。そしてその上に乗っかるオーボエのまた何と美しいこと。弦楽器は勿論、管楽器も皆、本当に上手い。全くうるさく感じないのです。

仰るように、つい派手な所に目が行きがちですが、確かに第二楽章はけっこう胆ですね。

こんばんは。

akifuyu102さん、こんばんは。

ケント・ナガノのベートーヴェンシリーズは交響曲に組み合わせた曲も斬新で面白いですね。彼のブルックナーも良かったし、シューマンの演奏も良かったのでベートーヴェンも興味あります。

とはいえ、日本ではベートーヴェンといえばいまだにドイツ音楽の巨匠の演奏が求められているのかもしれませんね。先入観で敬遠する人が多いのかも。もったいないですねえ。

Re: ばけぺんさん、こんばんは。

ケント・ナガノのベートーヴェン交響曲プロジェクトは異色の取り組みですね。「英雄」とのカップリングである「プロメテウスの創造物」もなかなか良い演奏です。スターウォーズにおけるエピソード**みたいな関係だ~ぁ。と妙に懐かしさを感じました。

そうですか。ブルックナーもシューマンの演奏も良かったですか。何だかケント・ナガノの音楽をもっともっと聴きたくなってきましたねぇ。(^^)

バイエルン国立管とモントリオール響の音楽監督に就かれている方ですからその実力は世界が認めるところなのに本当にもったいないですね。もっと人気が出てもおかしくないですよね。(^^)
プロフィール

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Author:akifuyu102
大阪府吹田市
クラシック音楽、好きやねん

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