モン:チェロ協奏曲 ト短調 / デュ・プレ

2曲ともデュ・プレの全力投球、体当たりとも言うべき渾身の演奏で
気迫溢れる力強さはとても女流チェリストの演奏とは思えない凄さです。

壮大なスケール感を伴って圧倒的に、聴き手を感動の渦に巻き込み、しかし
緩徐楽章では繊細且つ情感のこもった美しさに感極まるのです。

バックを務める巨匠バルビローリとロンドン交響楽団も誠に情感豊かな演奏であり
デュ・プレの演奏を完璧なまでにサポートしています。

マティアス・ゲオルク・モン(1717年~1750年)はバロックから古典派への移行期に生きた
作曲家、オルガニストで音楽教師でもありました。

このモンのチェロ協奏曲ト短調は今回初めて聴いたのですが、憂いのある美しいメロディには
参りました。とても好きになりました。

デュ・プレ17枚CDセット ← デュ・プレ/ザ・コンプリートEMIレコーディングス<17CD限定盤>
今回、私は上の写真の輸入盤(17枚組)の中でしか聴くことが出来なかったのですが、この2曲は
既にリマスター化され音質はとても良いものです。が、下記に記述しているように、ついに待望
のSACD盤が発売されました。おそらくは更なる音質改善がなされ生まれ変わっていることと思います。
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モンのチェロ協奏曲
EMIクラシックス名盤SACDシリーズ
ハイドン:チェロ協奏曲第2番、モン:チェロ協奏曲
ジャクリーヌ・デュ・プレ

【収録曲】
1. ハイドン:チェロ協奏曲第2番ニ長調 Hob.VIIb-2
2. モン:チェロ協奏曲ト短調

演奏:ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ)、ロンドン交響楽団
指揮:ジョン・バルビローリ
録音:1967年12月(1) 、1968年09月(2) No.1 Studio, Abbey Roadにて収録
レーベル:EMIミュージック・ジャパン
規格品番:TOGE-12112
発売日:2012年03月14日(再発売)
フォーマット:SACDハイブリッド

【EMIミュージック・ジャパン 提供資料より転記】
決して長いとは言えなかった演奏家人生、その活動の中で彼女が残した録音は、そのどれもが
飛び抜けた名演奏として残されていますが、このディスクに収められたバルビローリとの
コラボレーションも大変な名演として語り継がれている作品です。落ち着きのある気品に満ちた
美しさはバルビローリの影響でしょうか。彼女の違った一面がうかがえます。


まいどおおきに
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SACD

akifuyu102さん、こんばんは。

モンという作曲家、初めて知りました。憂いのある美しいメロディですか、うーん、なんとも惹かれますね。それにしてもデュ・プレという人は短い演奏家時代に残した演奏がすべて名演なんですから本当に類稀な才能だったんですね。

ところで、旧録音がSACD化されると録音評では画期的に音が良くなった的なことがよく書かれていますが、残念ながら私は今までそれを実感できたことがありません…。ハイブリッドでSACD層とCD層を聞き比べたり、高価なSACDシングルを買ったりもしたのですが。私にはCDに入っているデータで十分みたいです。(ただし、以前、サラウンドでシステムを組んでいた時に聴いたSACDサラウンドはかなり明確にメリットがありました。セッティングが面倒な上、最近、サラウンド再生をサポートしないプレーヤーが多くて絶滅危惧種ですが。)

個人的にはSACDよりもレコードをお薦めします(笑)。

Re: SACD

ばけぺんさんさん、こんばんは。

モンのチェロ協奏曲ト短調は本当に良い曲なのにYouTubeでも見付けられません。
デュ・プレ以外に録音されていないのかな。良い曲なのにもったいないなぁ。

私の持っている17枚組も、半数以上の盤で既にリマスター化されており、良い音で聴けます。
ただチェロの録音は、かなり「オンマイク」です。デュ・プレの闘志ムキムキな部分がリアル過ぎます。(^^)
床がきしむような音や弓がどこかに当たったような雑音も多少聞こえてきます。音楽的には気になりませんが。

2chのSACDの場合は確かに余り大きなメリットは得られないかもですね。
あはは、ばけぺんさんは相当レコードにはまっておられますね。(^^)

たしかにモンのチェロコンはデュプレ以外の録音を知りませんねえ。
とはいいながらわたしレコードの時代にデュプレのこれ、聴いてるはずなのですが、今まで存在を忘れていましたが(^_^;)
もひとつ、エルガーと組み合わされてるディーリアスのチェロコンもデュプレ以外の録音がないわけではないですが、多分少ないと思います。
実演になりますと、客を呼ぶため、客受けのするプログラムを組むことが往々にしてありますが、せめて録音ででも有名ではなくても魅力的な曲はもっと聴けるようになるとよいですね。

Re: 暗ヲさん、こんばんは。

> レコードの時代にデュプレのこれ、聴いてるはずなのですが、今まで存在を忘れていましたが(^_^;)

そうですか。レコード時代に聴いておられましたか。暗ヲさんの今の装置ではレコードは聴けないのですね。残念ですね。

演奏会もですが、いくら良い曲でもCDの発売枚数が見込めないとなかなか製作会社はCDの製作にも踏み切れないのでしょうね。こうやって消えて行く運命の曲もあるのでしょう。もったいない事ですね。
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Author:akifuyu102
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