ドヴォルザーク:交響曲第9番『新世界より』/札幌交響楽団

今日は札幌交響楽団の定演をライヴ収録したCDのご紹介です。

私のブログにもリンクさせて頂いているブログ「石狩国音楽記」さんで札幌交響楽団のCDを取り上げていらしたのに興味を抱き、札響のCDを図書館で借りて来たと言うわけです。

本CDは2012年4月27日と28日に札幌コンサートホールKitaraで開催された第548回定期演奏会をライヴ収録したものです。

指揮者のエリシュカも札響も今回聴くのが初めてだったのですが、聴き慣れた「新世界より」を新鮮な感覚で聴き入ることが出来ました。特に第2楽章と第3楽章の演奏が印象に残りました。

第2楽章のイングリッシュ・ホルンはビブラートを極力抑えた演奏で(かえって演奏難度は高くなると思うが)郷愁を誘う実に見事な演奏でした。添付図にもあるようにこの第2楽章のテンポはかなりゆっくりだ。管楽器、特に金管楽器にとってはきつかったと思うが、金管のコラールは実に美しい響きです。

第3楽章もゆったりとしたテンポだ。この機会に他楽団が演奏する第3楽章を三つほど聴いて見たが、札響の演奏が一番味わいがあると言うか、私には一番しっくりきた。テンポが遅い故、今までの演奏では聴き取れていなかったフレーズがはっきりと聴こえてくる。これがこの「新世界」に新鮮な感覚をもった最大の要因かもしれない。

指揮者別演奏時間 添付図(演奏時間比較)
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札幌交響楽団
ドヴォルザーク:交響曲第9番『新世界より』

【収録曲】
ドヴォルザーク:
・交響曲第9番ホ短調 op.95『新世界より』
・交響詩『野鳩』 op.110

演奏:札幌交響楽団
指揮:ラドミル・エリシュカ
録音:2012年4月27-28日 札幌コンサートホールKitaraにてライヴ収録
レーベル:Pastier
規格品番:DQC-956
発売日:2012年11月14日
フォーマット:CD

【CD Journal ミニ・レビューより転記】
2012年4月Kitaraでのライヴ。温かな風格を感じさせる好演だ。音楽を外面的に整えるだけでなく、各声部(特に主旋律以外)の有機的な関連に配慮しながら全体を構築することで、スコアに込められた多元的な意味合いを見事に顕在化し、作品に奥行をもたらすエリシュカの手並みに感服させられる。


まいどおおきに
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おはようございます

aifuyu102さん、おはようございます。

「石狩国音楽記」のsankichi1689です。
エリシュカ/札響に興味を持って頂けて嬉しい限りです。

実はこのCD聴いたことがないのです。というのも札響は2007年に尾高監督でも録音(地方オケで数年の間に同曲異盤を製作するのは珍しい)し、こちらを所有しているもので。

データを見ますと尾高盤と比べても、かなり遅い演奏のようです。細部で新たな発見があるような楽しみな演奏のようで購入意欲がわきました!

Re: おはようございます

sankichi1689さん、おはようございます。

エリシュカ&札響、良いですね。一度は生で聴いて見たいです。
札響のファンになりました。

第2楽章は弦楽器もとても深い歌い方でちょっと涙ぐみました。堪りませんね。
ただ、ピアニッシモ部分で聴衆ノイズ(咳)があります。が、これもライヴならではと
割り切ればあまり気になりませんでした。コメントありがとうございました。(^^)
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