シューマン:交響曲 第1番「春」、飯森範親/山形交響楽団

第1番「春」の第一楽章を聴き終えたところで感動の涙がこぼれ落ちそうになる。
山形交響楽団の演奏技術の高さは相当なものと感じた。
本当に心底驚きました。音色の美しさは日本のオケでも最高峰の部類に入るのではないだろうか。

山響のホームページで確認すると楽団員は49名。オケとしては小編成だが、それを
全く感じさせないダイナミックな演奏。それだけ個々の楽器が良く鳴っていると言うことか。
それ故、大編成のオケに比べて透明度が抜群に良い。山響サウンドに混濁の二文字は不要だ。
指揮者の細かな指示をメンバー全員が完璧に体現している様子が見えるようだ。

第4番は「春」と同じ1841年に作曲された初稿版で演奏している。ブラームスは
この初稿版を支持していたらしい。

2曲とも音楽に対する並々ならぬ情熱と真摯な姿勢が感じ取れた。
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山形交響楽団は1972年に東北地方では初めてのプロ・オーケストラとして誕生した。
地元の学校や施設での巡回演奏会などの地道な活動をするなど、数々の試練を乗り越え、
2004年に現音楽監督の飯森範親さんを迎え、その革新的な活動で演奏技術はもとより
地域の活性化にも大きく貢献している。
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山響シューマン交響曲
シューマン:交響曲全集 Vol.1
      交響曲 第1番「春」& 第4番(1841年初稿版)

【収録曲】
シューマン
1. 交響曲 第1番 変ロ長調 作品38「春」
2. 交響曲 第4番 ニ短調 作品120(1841年初稿版)

演奏:山形交響楽団
指揮:飯森範親
録音:2011年1月09日-10日(1) 山形テルサホールにてセッション収録
録音:2011年1月17日-18日(2) 山形テルサホールにてセッション収録
レーベル:YSO live(山形交響楽団の自主レーベル)
規格品番:OVCL-445
発売日:2011年03月25日
フォーマット:SACDハイブリッド

【CD Journal ガイドコメントより転記】
飯森範親と山形響による、ピリオド奏法を取り入れたシューマン・シリーズの第1弾。たびたび定期公演でシューマンを取り上げ、斬新な演奏を披露する二人が“ロマン派の交響曲の再現”というテーマで取り組んだ意欲作だ。

【CD帯解説より転記】
飯森&山響はこの数年シューマンの交響曲を定期公演で取り上げ、毎回斬新な演奏で好評を得ています。また、並行して行われているモーツァルト定期ではピリオド楽器を用いたオーケストラ編成で交響曲全曲演奏に取り組んでいます。今回シューマンはその延長線上に位置するロマン派の交響曲の再現という観点にたって行われました。この時代あらゆる楽器が発展し、現代の我々が使用する楽器への移行期とも考えられ、作曲年代からの考証を基に、特に金管楽器については、ピリオド楽器を任意に使用し、巧みにシューマンのオリジナル・サウンドを再現しています。また、第4番は第1番の直後に書かれた初稿版を使用し、シューマン初期のオーケストレーションをピュアなサウンドで再現しています。また第4番の完成版作品120はYSOライヴの栄えあるファースト・アルバム(OVCX00024)に現代の楽器と奏法で収められています。この聴き比べも大きな楽しみとして、音楽ファンを魅了するでしょう。


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うーん、山形交響楽団の演奏はまだ聴いたことないかも。
少人数のオケでシューマンはなかなか興味深いですね(^O^)
ちなみに山形交響楽団は、松田優作の映画やあぶない刑事シリーズなどを監督した村川透のお兄さん、村川千秋氏が創立時指揮者をなさってた…ってことで、音楽とは関係ないとこで名称だけ記憶にあります(^_^;)

Re: 暗ヲさんこんばんは。

おお、ご兄弟そろって大物ですね。(^^) 私は今回初めて山形交響楽団の演奏を聴いたのですがマジで感動しました。何てったって音色が美しいし躍動感があり活き活きとしています。素晴らしい響きです。いっぺんに惚れちゃいました。

こんばんは。

akifuyu102さん、こんばんは。

「春」の第一楽章を聴いて涙がこぼれ落ちそうになるとは!すごい演奏なんですね。

飯森さんは飯守さんと比べるとちょっと派手で軽い印象(失礼)だったので今まで敬遠してしまっていたのですが、これは一度聴いてみなくてはと思いました。

少人数オケなのにブルックナーも積極的に録音されてますよね。こちらも非常に興味が湧きます。

Re: こんばんは。

ばけぺんさん、こんばんは。
オリジナル楽器(レプリカ)を使ったトランペット、ホルン、ティンパニ、それに木製フルートが良い味を出していますよ。弦楽器はノン・ヴィブラート奏法でガット弦、バロック弓を使用したピリオド奏法で演奏しています。当時の人達が聴いていたであろう響きにどっぷり浸かるのもなかなか良いものですよ。こうなると私もブルックナーを何としても聴いて見たいです。(^^) コメントありがとうございました。

こんにちは

akifuyu102さん、こんにちは。
おっ、さっそく山響さんですね!
春は結構すきな曲です。一度実演を聴いて今一胸に響いてこなかったのですが、記事を読ませていただき、なかなか素晴らしい演奏だということが伝わってきました。「指揮者の細かな指示をメンバー全員が完璧に体現」ですか。指揮者との相性のよさを感じさせますね。

それにしても、ブルックナーなども少人数ながら果敢に取り組む姿勢がいいですね。

Re: こんにちは

こんにちは。(^^)
自主レーベルの「YSO ライヴ」では録音の際、コンサートやリハーサルの全録音を楽団員とともにプレイバックして演奏を吟味し、スタジオ編集でCDにまとめられるようなことが「HMVレビュー」に書かれていました。自主レーベルだけにすごい力の入れようですね。
「マエストロ、それはムリですよ」の本のなかでも書かれていましたが楽団員から切望されて飯森さんは常任指揮者に就いているだけにその信頼関係は揺るぎないものがあるのでしょうね。次はブルックナーの4番あたりを聴いて見たいです。(^^)コメントありがとうございました。
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Author:akifuyu102
大阪府吹田市
クラシック音楽、好きやねん

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