モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番/内田光子

内田光子さんの弾き振りによるモーツァルトのピアノコンチェルト。
2011年第53回グラミー賞の最優秀インストゥルメンタル・ソリスト演奏賞を受賞したディスク。

この第24番ハ短調はモーツァルトらしい明るく心地よい曲調ではなく、当時、社交的な音楽を望んでいたウイーンの聴衆からも見放され、その使命を裏切った作品でもあったようです。
しかし、"短調"の世界に踏み込んだモーツァルトは音楽を娯楽から芸術にまで高めたとも言われています。

モーツァルトの短調はミスティックでこれから起こる悲劇を予感させるよう。
サスペンス・ドラマが似合いそう、なんて軽い言葉で言ったらモーツァルトに失礼か。
内田さんの透き通ったピアノの響きに悲劇的な香りが一層掻き立てられる。

共演はさすがの名門クリーヴランド管、阿吽の呼吸で精緻なアンサンブルを聴かせてくれた。
木管の戯れにピアノが優しく語りかける第2楽章はまさに天国的な美しさ。
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内田光子Ⅰ
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番・第24番ハ短調/内田光子&クリーヴランド管弦楽団

収録曲:モーツァルト
1. ピアノ協奏曲 第24番 ハ短調 K.491
2. ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488

演奏:内田光子(ピアノ・指揮)
演奏:クリーヴランド管弦楽団
録音:2008年12月4日~5日 クリーヴランド、セヴェランスホール にてライヴ録音
レーベル:Decca(Universal Music)
規格品番:UCCD-1246
発売日:2009年8月5日
フォーマット:SHM-CD

【CD帯解説より転記】
これまでのモーツァルト演奏を評価され、英国エリザベス女王から「デイム」の称号を与えられた内田光子。80年代に集中的に録音したモーツァルトのピアノ協奏曲集とピアノ・ソナタ集は、今なお世界的に高い評価を得ています。最新盤は約20年ぶりの録音となるモーツァルトのピアノ協奏曲第24番と第23番。自らクリーヴランド管を指揮し、深い愛情を込めてこの名作たちに再び向き合っています。



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こんにちは

記事を拝見して、所有している内田さんの24番の旧盤(テイト指揮・イギリス室内管)を聴いていました。新盤は円熟味を増していることでしょう。
久しぶりに聴きましたが、ええ曲ですなぁ。短調なら21番よりシンフォニックで好きですね。

Re: こんにちは

sankichi1689さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
20年前のECOとの録音も誉れ高い名盤ですね。内田さんも油がのっていた頃でしょうか。
今回はやはり巨匠の貫禄ですかね。弾き振りは力のある人には指揮者を置くよりも
良いスタイルかも知れませんね。楽団員と首っ引きでぶつかり合う様子が見えてきそうな
熱演でした。(^^)
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