伊福部昭:ヴァイオリンと管弦楽のための協奏風狂詩曲

昨日に続いて今日も伊福部昭の作品を聴いてみました。

冒頭のヴァイオリンソロから伊福部昭の世界に引き込まれてしまいました。
徳永二男さんのヴァイオリンがダイナミック且つ繊細で本当に素晴らしいです。
ヴァイオリン演奏の醍醐味が味わえる作品ではないでしょうか。

肝は伊福部昭の独特のリズム感でしょうか。否が応でも高揚せずにはいられないです。
何か、踊り終えた後の充実感のようなものをいただけました。

本ページ下段に記した【CD Journal レビュー】記事に強い共感を持ちましたので
長文ですが転記させて頂きます。

余談ですが、
8月30日にNHK Eテレで放送のあった『伊福部昭の世界~ゴジラを生んだ作曲家の軌跡~』を見てゴジラの有名なフレーズ「ド・シ・ラ・ド・シ・ラ」が「ヴァイオリンと管弦楽のための協奏風狂詩曲」の第一楽章のモチーフの一部を引用したものと初めて知り、ゴジラが凄く高貴な音楽に思えてきました。
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伊福部昭_2
伊福部昭の芸術5 「楽 伊福部昭 協奏風交響曲&協奏風狂詩曲」

収録曲:伊福部昭
 1. ピアノと管弦楽のための協奏風交響曲
 2. ヴァイオリンと管弦楽のための協奏風狂詩曲

演奏:(1)日本フィルハーモニー管弦楽団、舘野泉(ピアノ)
指揮:(1)大友直人
録音:(1)1997年8月18日-20日 府中の森芸術劇場 どりーむホールにて収録

演奏:(2)日本フィルハーモニー管弦楽団、徳永二男(ヴァイオリン)
指揮:(2)広上淳一
録音:(2)1997年6月30日、7月1日 所沢ミューズ アークホールにて収録

レーベル:ファイアバード(キングレコード)
規格品番:KICC-179
発売日:1997年10月22日
フォーマット:CD

【CD Journal レビューより転記】
何かというとゴジラでイントロされるというのは、伊福部にとってシアワセなんだか不幸せなんだか微妙なところだが、この第5集ではそのゴジラのテーマが突如まるで異なるイメージの脈絡の中に現れる(「協奏風狂詩曲」)おかげで、おや、と聴き耳が立つと同時に、ヘー、とその意匠の差を巡って至極なめらかにこの作曲家独自の音世界に入っていける。伊福部の音楽には、日本の作曲家には珍しく音の向こうに“風景”がある。風が吹き水面に紅葉がハラリと落ちて流れゆく、なーんていう風景ではない。ねちねちと私小説的な心象風景なるものでもない。その音に触れて、何やらばかに具体的に人の顔やら路地の家並みやら原っぱやら神社やらといった、生活のニオイや育った風土の記憶につながる風景である。「協奏風交響曲」は、ヴァイタルなオスティナートや透明な哀感漂うフエの音といった特徴的な響きが多彩に織りなされてそんな“風景”が思わず知らず呼び覚まされ、実に惻々と感性に迫ってくる。



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