工場直送の新鮮サウンド

昨日のトロンハイム・ソロイスツが演奏するモーツァルトのヴァイオリン協奏曲を収録した
レーベル会社であるノルウェーの『2L』について感じたことを少々書いてみたいと思います。

既に高音質レーベルとして世界でも注目されている『2L』ですが、評判通り、録音ディスクの
優れた透明性は一聴してわかるものでした。しかも楽器が発する繊細な響きも極めて自然に
くっきりとした音像で再現されていました。ディテールの再現性は特筆すべきポイントです。

楽器間の分離度が非常に高く、それでいて音楽的には抜群のバランスが保たれています。
もうこんなディスクに接してしまうと、音楽を聴くことが楽しくて楽しくてしかたがないです。

『2L』のYouTubeチャンネルでは一部、録音風景も見られるものもあり、奏者の配置などが非常に
ユニークであることがわかります。奏者ごとに高さのポジションを変えるなどして、『分離度』
あるいは『明瞭度』、加えて『全体融合』の両面を狙った配置であることが伺えます。
楽曲により奏者やマイクの配置などの探求に余念がないことを同社のWebページが示しています。
TrondheimSolistene01.jpg

さらに『2L』が発売しているディスクは大半がブルーレイ・オーディオとSACD Hybrid盤の2枚組
仕様になっています。対応可能な装置さえあればより高音質で楽しめます。

『2L』のYouTubeチャンネルからお気に入りの2つを貼り付けました。私はPCにUSB-DACを
介して試聴しましたが、YouTubeでありながら「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」と
同等、いえ、それ以上の音質でした。
YouTubeにも高音質配信を惜しまない『2L』に惚れました。



『ハイドン:弦楽四重奏曲第77番ハ長調「皇帝」第3楽章』 - エンゲゴール四重奏団
(品番:2L105SABD) 現在、国内では未発売のようです。



『MAGNIFICAT』 - ニーダロス大聖堂少女合唱団 & トロンハイム・ソロイスツ
(品番:2L106SABD)

現在『2L』のYouTubeチャンネルには17本がUPされています。

発売されたディスクも度々グラミー賞のノミネートに上がっています。
小さなレーベル会社である『2L』にとってはまさに快挙と言えるでしょう。

2007年には『クヌート・ニューステット:合唱のための作品集』(品番:2L29SACD)が
グラミー賞の『最優秀サラウンド音響アルバム』を受賞し、『最優秀合唱パフォーマンス』部門
にもノミネートされました。

2009年には『トロンハイム・ソロイスツ/ディヴェルティメンティ』(品番:2L50SABD)が
グラミー賞の『最優秀スモールアンサンブルパフォーマンス』、『最優秀エンジニアアルバム』、
『ベストサラウンド音響アルバム』の3部門でノミネートされました。

その他、2010年の第52回グラミー賞で『Flute Mystery』(品番:2L58SABD)が、2011年の
第53回では『「民謡の調子で」in folk style』(品番:2L68SABD)がノミネートされました。


同社はまたディスク製作以外にもネット上で高音質配信(有料)を行なっています。
http://www.2l.no/



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昨日ゲルギエフがロンドンシンフォニーを振ったベルリオーズ幻想交響曲を聴いたのですが、これがちょうどブルーレイディスクとSACDハイブリッドの二枚組。
CDしか聴けない私にとって、これをSACDプレーヤーやブルーレイオーディオで聴けばもっと良い音が楽しめるんだろうなあ、と思いました。まあCDレイヤーもかなり高音質ではあるんですけどね。
SACDがなかなか伸びないで、そのうちなくなるんじゃないかという状況もあり、またそれよりなによりパッケージメディアがいずれなくなるんじゃないかという危惧があるなかで、音質にこだわるレーベルが存在するのは頼もしいですね(日本のエクストンも含めて)。

Re: 暗ヲ さん、こんばんは。

ブルーレイ・オーディオの付いたものが増えて来ているのですね。ブルーレイ・オーディオは通常のブルーレイレコーダーやプレーヤーで再生できるのでいつか試してみたいです。ハイスペックなデジタルデータなのでPCオーディオ的にも頼もしい存在です。ハイスペックで収録しているお陰で、この組み合わせの商品はCDも音質が良さそうですね。メーカーもディスクメディアの消滅を阻止するために頑張っているのですね。
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